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サピックスと各塾の戦略??

こんばんは。

最近の過熱する中学受験事情についてちょっと思ったことがあるので述べてみたいと思います。

中学受験の合格者実績ではサピックスの1強が続いています。

以前は小学3年の11月~1月の入塾試験を受けて小学4年生になるタイミングから入塾し、3年間通塾というのが典型的なスタイルでしたが、最近は人気が過熱して4年のタイミングからでは入塾できないケースも多いようです。

何とかして入りたいので3年、2年といった低学年から入塾するケースも増えてきているようですね。

サピックスのすばらしい合格者実績(本当に他塾とはレベルが違います)が、他の塾と差別化して人気を高める理由なのでしょうが、ではなぜこんなに素晴らしい合格実績を挙げられるかといえば、

     優秀な生徒×優秀な生徒に適したカリキュラム・講師陣

といったところによるのだと思います。

会社側では優秀な生徒を確保するのは、まずは大きな母集団をつくってその中で抜きんでた子に手をかけるのが一番の得策ですから、今の現状は願ったりかなったり、といったところなのではないでしょうか。

 

一方、他塾は、サピックスに合わなかった子の面倒を見る、といったスタイルでは優秀な生徒を取り切れないから、負けじと取りに行く、それが四谷大塚では全国統一模試で、低学年で好成績を上げた子供を勧誘する、日能研や早稲アカは豊富な特待制度で優秀な子の引き留めやサピックスへの流出防止を図る、といった取り組みをしています。

 

ただ、大多数の消費者側としては、地頭の良い子をちゃんと偏差値の高い学校へ合格させました!といったデータではなく、自分の子供のレベルの子がちゃんと適正な学校に合格しているか、といったデータを見たいと思うので、そう考えると、通り一遍の〇〇中学何人合格!といった広告からだけではどの塾が本当に良いのかわからないですよね。

どうしても難関校の合格実績で定量的に広告しがちですが、それではサピックスの土俵で勝負しているようなものなので、どのように訴求していくかが勝負なのでしょうね。

・・・といいつつサピックスのコアプラス社会の教材は、サピックスがターゲットとする難関校志望者だけではなく、幅広く基礎固めに使える好教材だと思ってます。

サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象

 

 

 

 

 

 

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