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サピックス開成オープン

こんばんは。

先週、サピックス開成オープンの結果についてwebでの確認結果を書きましたが、木曜日にレポートを持って帰ってきました。

SAPIX塾生の開成合格者数が200名を超えていますのでこのサピックス生と比較することが開成の合格可能性を最も適切に図ることになりますから、他塾生も開成志望者はほぼ全員この試験を受けているのでしょう。

開成合格でSAPIXに続く2位のワセアカはNN開成受講生に受験を義務付けているとも聞いています。

結果を見て、他校に回避していく人はいてもこれから新たに開成受験を検討してくる人はまずいないでしょうから、本番はほぼこの1,006人-XX名で受験することになるのでしょう。

今回のあお君は100番台で想定合格点を超えていましたが、本番もぜひ合格点を超えてもらいたいものです。

それにしても分布をみていると、いろいろと思うことがあります。

まず、トップの子なんですがなんと248点と2位の子を22点も上回っているんですね。科目別の最高点の合計が267点ですから、ほぼ全ての科目でトップだったことがわかります。開成志望者というハイレベルな母集団のなかでなんと偏差値86です。

また分布図を見ると偏差値60を境に層が非常に厚くなっているのが分かります。ざっとみて偏差値60、130位くらいまでの人はまず合格、偏差値55から60が15%ですから約150名、偏差値50から55が21%ですから210名、40から45が約19%ですから190名ですから、ここまでの人を全部足すと大体680名、上の130名を除くと550名、このくらいの人数で390-130=260番までの1点を争う順位競争をするように見えてきます。

偏差値60で180点、偏差値45で141点ですからこの間の点差39点。550÷39=14(/点当たり人数)ですから、とても激しい競争にならざるをえません。

そうした前提で答案を見ると、やっぱりケアレスミスはしないよう、取れる点は漏らさず取っていこうとアドバイスしていきたいと思います。

あお君の場合、国語記述は決して苦手ではないのですが、最後「~から」と理由を書くべきところ「~こと」として減点されてしまうことがよくあります。今回も1か所先生に赤字で波線を引かれて減点されてしまいました。

社会のちょっとした漢字間違いも悩みの種です。今回の問題でいうと太田道灌の「太」を「大」と、書いてしまうような間違いです。また選択肢ABCで答える問題になぜかアイウで答えるといったこともありました。あとになって答案をみてみるとなんでこんなこと書いたんだろう、ということなのですが、緊張や焦り、時間も限られていることもあってやってしまうんですよね。

一生懸命勉強して1点1点と積上げしてそこそこの点まできているのに、こうしたちょっとした減点、理解はしているのに・・・犯してしまったちょっとした書き間違いで残念な結果になってしまったらいたたまれません。

一方、公平の観点から正しく回答している人と同じ点というわけにはいかないのも当然ですので、こうした間違いをしないようしっかりアドバイスしていきたいですね。

それにしても、このトップクラスの子供たちの母集団で、4科目の得点分布はかなりきれいなベルの形になっています。サピックスの先生方の問題作成ノウハウはすごいとしか言いようがないですね。

 

 

 

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