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早稲アカとサピックス 開成合格者比較と一考察

こんばんは。

昨日の2月3日は本当に長い長い一日となりました。

この日の出来事、結果についてはまた日を改めて記しておきたいと思います。

さて、2018年の現小学6年生の中学受験もほぼ終盤となってきまして、大手塾の開成・麻布・武蔵といった難関校の合格者数なども出始めてきました。

開成の合格者数について思ったことを記しておきたいと思います。

例年サピックスが200名を超える合格者数で1位、早稲アカが100名弱で2位といった状況が続いてきていると思います。

今年についてみますと2月3日時点でサピックスが234名、早稲アカが72名と公表されています。まだまだ両塾で補足できていない生徒さんもいるでしょうし、また繰り上げ合格もあるでしょうから、この数字が最終というわけではないのでしょうが、サピックスは比較合判の志望者をベースにしますと開成志望者約550名が受験、早稲アカはNN在籍者の約200名が受験していると想定しますと、サピックスの合格率は43%、ワセアカの合格率は36%と合格者数のみでなく合格率の面でもサピックスに軍配が上がりそうな気がします。

早稲アカの200名は開成特訓クラスに選抜した200名ですから、このメンバーでサピックスに合格率で負けてしまっているとしたら、今年についていえば、サピックスの方が、今年の問題にしっかり対応した指導をしてきたのかな、という気がしてしまいます。

今年の開成は、算数の易化が顕著な年でした。算数の受験者平均点が62点と、昨年の40点を20点以上も上回る結果となりました。算数で突き抜けたお子さんたち、例えばどんな問題でも9割以上得点してくる子たちは、特に他の科目のビハインドを算数のアドバンテージで逃げ切ってしまう子たちは、今年はちょっと割を食ってしまったところがあるような気がします。もし、去年のような難易度だったら全く別の結果となることは十分想定できるでしょう。

この事実と関連させますと、私も、早稲アカの説明会で、算数が難しい年はワセアカが勝つ、算数で難しい問題を出してくれることを願っている、と塾の先生方がコメントされていたことを覚えていますから、今年はひょっとしたら、問題傾向から見た視点では、早稲アカにはアンラッキーな年だったのかもしれません。

サピックスに通い、早稲アカでは模試を受けて保護者会等に参加しただけなのでしっかりとした比較ができるわけではないのですが、サピックスに比べると、早稲アカは算数の授業が一層充実していて算数対策がバッチリ、というメニューをそろえているようにも見えます。

一方サピックスはバランス重視といったところでしょうか。

いずれにしても、中学受験は算数が重要ということが一般的に言われており、私も多くの学校説明会で、学校側の先生からもそうした発言を聞いたこともありますが、今年の開成の問題を見ますと、算数を重視するあまり、難問奇問も含めてどんな問題でも対応できる力を時間をかけて身に着けるよりも、4科目バランスよく対応できる力を身に着けることが大事、という気も改めてしてきました。

 

 

 

 

 

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