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明日の食卓

こんにちは。

秋分の日も過ぎてすっかり秋らしくなってきました。相変わらず読書三昧の日々を過ごしています。

明日の食卓 (角川文庫)

今回読んだこの本、とても良くできた本です。ネタバレになるので詳しくはかきません3組の対照的な家庭の話が同時並行的に進んでいきます。この3組の家庭の共通点は子供の名前が同じで同い年という点のみでお互い知ることもなく接点もなく進んでいく、それだけでもすごい小説です(普通はどこかで接点があるという点で)。

3組はある意味ごく一般的なありふれたの家庭なのですが、経済状況、夫婦の関係、親の介護の問題などがそれぞれ異なっていて読者はいずれかの家庭に感情移入できるようになってます。

それぞれの家庭でいかにもありそうな問題、例えばお金、子供の非行、夫婦不和といったものも出てきて、だんだんエスカレートしながらクライマックスに進んでいくのですが、真綿で首を締めるような展開で読み出すと止まりません。

小学校2年生くらいのお子さんがいる方必読の本だと思います。

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