こんにちは。
また井坂幸太郎先生の本です。
いつも井坂先生の本、楽しく読ませてもらってます。
この話、途中途中でちょっとした台詞なしのマンガが入っいるところがちょっと変わっていて、それがこの作品の一番の特徴です。
このマンガ、話とどう関係しているんだろう?このマンガはどういう意味なんだろう?と疑問を感じながら読むことになります。
実はこのマンガの絵がなんとも言えない「ゆる~い」味があってとてもよい感じです。
話を読み進むうちにわかってきますがここでは触れないこととします。話が後半、新型インフルエンザとワクチン対応を中心に展開していくのですが、今の私たちの世界とシンクロしてしまいました。
そういう話なので、てっきりコロナ禍以後に書かれたものかと思ったのですが、コロナ禍直前の2019年に書かれたもので、その後の世界の状況を予測するかのような作品にもなっています。
作品と異なりまだ私たちの現実は話の真っ只中にいるのが寂しい限りですが。
最後にひとつ、話に出てくる「ハシバロコウ」、動物園で実物を見たいと思ってます。