こんばんは。
中学受験においては、子どもの意欲を引き出すためテストで○○点取ったらご褒美をあげる、今度○○番以内に入ったらご褒美をあげる、いわゆる馬面ニンジン戦法を駆使している人、意外と多いと思います。
あまりよくないな、と思っても定位置を少しもあげたい、少しでも上に行って欲しいと思うとついつい邪道に走ってしまいますよね。
先日読んだ「競争社会の歩き方」という本にこの事と逆の面白いことが書いてありました。
幸福度が上がると生産性があがるというのです。
実験では二桁の足算を沢山解くタスクを課して1問正解するごとに賞金を出すという実験をしたとき、開始前にcomedyビデオを見たグループは見なかったグループより正解数が12%高かった、ビデオではなくお菓子でも同様の結果だったと言うのです。
これは幸福度が高まると生産性があがることを示しているとしています。
つまり試験の前に幸福度を高めることをしておくとテストの成績がよくなるんです。
ということはご褒美は試験の結果をみてあげるのではなく、試験の前にあげてしまって幸福度をあげておくと良いということです。
私自身まだ試したことはないので今度試してみたいな、と思いました。
この本、なかなか面白かったので良かったら是非とも読んでください。読むと少し頭が良くなる気がする本です。