こんにちは。
2021年の首都圏中学受験もほぼ終わりましたが、これから中学受験を検討する方々もいると思います。
首都圏は中学受験が盛んですが、データによると特に港区、文京区、中央区の都心3区の生徒さんの中学受験熱が顕著なようです。
東京都教育委員会の2020年の資料によれば、港区の公立小卒業生1422名のうち国立中へ21名、都立中へ16名、私立中へ572名、区立中等教育学校へ6名、都外へ86名が進学しておりこの比率は49%に達します。
同じく文京区は1442名のうち、それぞれ20名、24名、629名、2名、31名、49%です。
中央区は1012名のうち、10名、16名、376名、7名、69名、47%です。
ちなみに千代田区は479名のうち、4名、5名、155名、72名、17名、38%で比率では上記の3区のほか目黒区、渋谷区、世田谷区を下回ってます。
確かに港区、中央区、文京区の3区はサピックス東京校、白銀高輪校、お茶の水校といった比較的大規模校のお膝元ですし、所得水準も高そうでイメージどおりな気がします。
千代田区がこの3区と並んでいないのはやや不思議ですが麹町中、一橋中など有名公立中がある影響でしょうか。
なお、千代田区の区立中等学校入学者が突出しているのはこれは九段中1校の数字だからだと思います。試験はあるものの区内枠がありますものね。
この数値はあくまで公立小在籍者が分母なので、小学校から私立国立に行っている人は含まれません。こうした人はそのまま私立国立中に進学するでしょうから、この分がどのくらいかわからないですが1から2割あるとすれば在籍者ベースでは公立の一般中学に進学しているのは3~4割とむしろ少数派になっているということになります。
ちょっとびっくりするデータだったので紹介してみました。