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ペッパーズゴースト

こんにちは。

私の大好きな作家の一人である井坂幸太郎先生の近著です。

井坂先生らしい、一見普通の気の良い人、国語の先生が主人公なのですが、特殊能力を持っているが由に大きな事件に巻き込まれて行くストーリーです。

 

 

 

その特殊能力が、コロナ禍を意識しているのか、他人の飛沫を吸い込むとその人の翌日見る景色の一部が見えてしまうという能力で、普通の人がそんな能力を持っているはずはないのですが、その能力によって見えすぎてしまうことによる葛藤を感じているのが普通の人らしくみえて、思わず感情移入してしまいます。

 

この小説を通して言いたいことはなんだったのか、と言われると言葉につまってしまうのですが、井坂先生らしい細かい心理描写は随所にちりばめらていてあっという間に読んでしまいました。

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