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中学受験 塾選びは 慎重に

こんばんは。

2月も7日を回って首都圏の中学受験塾も合格者数を公表し始めましたね。

まだ数字は動くのでしょうが、現時点の概要を記しておきたいと思います。

 

     筑駒 開成 麻布 駒東 聖光 桜蔭 渋幕

SAPIX   84  264  183  177     236 166 337 

早稲アカ  36   88  67  31    74   65 155

日能研   11  38  65  33  38   27    95

エルカミノ 5  10   3  2  1   3  8

 

四谷大塚はまだホームページ上に結果を開示していませんでした。

こうしてみると改めて約6000名の生徒さんを擁するサピックスの実績が目を光ります。

現時点で2月1日受験日の開成・麻布・駒東・桜蔭だけで800名くらい合格していますからね。すごい割合ですね。

早稲アカや日能研は母数を開示していませんがエルカミノは母数が79名であることを開示しています、同じく、上記の4校で18名ですから高い割合を示しています。

こうした華々しい実績をみると誰でもサピックスなどの難関塾に子供を入れたくなるもの。

ただ、気を付けなくてはいけないのは、こうした塾に所属していることで、難関校合格の可能性が高まるわけではないということです。こうした塾は難関校に合格できる力をもった子に照準をあてたカリキュラムや授業内容で進んでいきますから、こどもの性格や成長度合いによっては消化不良になってしまうことも多々あります。

塾側が決して言いうことはないですが、サピックス6000人の蔭には、この数にカウントされていない多くの子供がサピックスから脱落して受験を断念したり他塾に流れていった、といったことに想像力を働かせて気づかなければいけません。

誤解を恐れずにいうと、早生まれのお子さんは4・5月生まれのお子さんとくらべて不利な面はやはりあるような気がします。4月生まれなら有利とは決してなりませんが。

また、中学受験は親が9割 最新版ともいわれているように、親が進度や勉強内容、テストタイミングをしっかり把握し全面的に家庭でサポートすることを前提に、受験生・家庭・塾の三人四脚で進んでいきますから、家庭でのサポート態勢が十分でないとうまくいかないことも想定されます。

と、こんなことを言ってしまうと、サピックスに子供を通わせることに躊躇してしまいますが、感覚的には、塾に通っていない前提で、四谷大塚の全国統一テストで偏差値60~65くらいあれば、まず向いていないことはない、と言えるのではないでしょうか。

四谷大塚や日能研に通いながら勉強の定着具合を見るといった方法もあるかもしれません。

中学受験 塾選びは 慎重に。

カンペキ中学受験 2021 (AERAムック)

 

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