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決戦! 株主総会

こんにちは。

数年前、LIXILの経営陣の内紛が新聞を騒がせていたことを覚えている人は多いと思います。

この本はそのとおり内紛の内幕を書いた本ですが、上場企業のガバナンスに興味のある人にはおすすめの本です。

 

 

当時の内紛は結局、社長を解任された瀬戸氏の勝利となりその時の経営陣が今も経営を担っているわけですか、関係者の多くが現役でいるなか、よくここまで具体例に書くことができたな、と関心してしまいます。

本では、瀬戸氏と対立した旧トステム創業者一族の潮田洋一郎氏を私利私欲にまみれ、公私混同も、甚だしい卑劣きわまりない人間と描いています。

同氏から名誉毀損で訴えられてもおかしくないないような内容なのですが、そうならないのは内容が事実上だからなのでしょう。

一方瀬戸氏も正義感の強い真面目な人物像で描かれていますが、現在同社CEOで1億円超の報酬を貰っていることを考えると、決して高額の報酬事態が批判の対象ということはないのですが、そういうきれいごとだけではないいろいろな思惑もあったのかな、と思ってしまいます。

LIXILの社員の方は、この時経営がかなりバタバタしていたことを心配していたと思いますが、実はこんなことが行われていたのかよくわかる本ですので必読書だと思います。

 

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